『人を動かす』のおすすめポイント

はじめに

今回はD・カーネギー著『人を動かす[完全版]』(東条健一訳、新潮社)を読んだので印象に残った所などを紹介していきたいと思います。

本書は人間関係の技術の重要性に触れ、円滑な関係構築のためのノウハウについて記されたものです。本書を読んで、私が特に印象に残った点は、「相手を非難するのではなく、(心から)ほめること」が重要という点です。日々過ごしていると、まわりの人間に対して批判的な気持ちが湧き上がってきます。好きではない上司や同僚、非協力的な人、自分勝手な振る舞いをする人なんかには、批判的な言葉で言い負かしてやりたい!なんて気持ちになってしまったり…。本書を読むと一旦そんな気持ちを静めて、自分自身の考え方も改めていかなきゃという気持ちにさせてくれます。本書に記されている名言の中で、私が気に入ったワードをいくつかご紹介します。

 

「死ぬまで恨まれたいなら、取るにたらないことを容赦なく批判しましょう。」

 

チャールズ・シュワブの言葉

「私は、ほめることには積極的だが、あら探しには消極的だ。気に入ったことは心から評価し、惜しみなく称賛する」

 

「あなたが欲しいものには、誰も関心を持ちません。誰でも、自分が欲しいものだけに関心があるからです。」

 

「小さな向上をほめる。すべての改善点をほめる。「心から評価し、惜しみなく称賛する」」

 

「相手に備えてもらいたい美徳を、すでに相手が備えているという前提で話すと良い。高い評価を与えれば、人は幻滅されないように一生懸命がんばるものです。」

 


また、第6章「家庭生活を幸福にする7つの原則」で紹介されている『お父さんは忘れていました』はお子さんがいる人にはぜひ読んでもらいたい内容でした。(※私の読んだ本には『お父さんは忘れていました』と記載されていますが、ネット検索すると『父は忘れる』のほうが主流ぽい)子どもとの向き合い方を考える良いきっかけになると思います。(私はちょっと泣きそうになりましたよ!(´;ω;`))

それでは今回はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございました。